Ubuntuサーバーの特徴
Ubuntuサーバーの特徴
Ubuntuサーバーは、堅牢なサーバーとして定評のあるDebianをベースとし、高い信頼性とパフォーマンス、そして定期的なアップグレードを提供します。
統合されたセキュアなプラットホーム
ビジネスが成長するにつれ、ネットワークも大きくなります。より多くのアプリケーションが必要となり、多くのサーバーが要求されます。Ubuntuサーバーは、いくつかの共用設定をサポートし、一般的なLinuxサーバの配置プロセスを単純化します。これにより、メール、Web、DNS、ファイル共有あるいはデータベースといった一般的なインターネットサービスをうまくまとめたプラットフォームを、早く簡単に新しいサーバーにセットアップすることができます。
Debianから受け継いだ鍵となる教訓は、デフォルトでセキュリティを保つことです。Ubuntuサーバーはインストール後どのポートも開いておらず、セキュアなサーバの構築に必要不可欠なソフトウェアのみが導入されます。
自動LAMPインストールによるTCO削減
Ubuntuサーバーのインストールは約15分以内で終了し、LAMP(Linux, Apache, MySQL, PHP)サーバが起動して利用可能な状態にできます。Ubuntuサーバーだけのこの機能は、インストール時に利用できます。
LMAPオプションにより、LAMPの各コンポーネントを別々にインストールして設定する必要がなくなります。各アプリケーションのインストールおよび設定方法を知っている方が数時間かかる作業を、自動的に行うことができるのです。LAMPオプションを使えば、十分なセキュリティ、インストール時間の削減、設定ミスリスクの軽減を実現することができ、その結果コストの削減につながります。
ワークステーションをアップグレードするコストの削減
UbuntuサーバーにはLTSP(Linux Terminal Server Project)を利用したシンクライアントサポートが含まれています。最新版であるLTSP-5により、単純なインストールと簡単なメンテナンスが提供されています。すべてのデータはサーバーに蓄積され、個々のワークステーションをアップデートし、セキュリティを保つよりも大幅にコストを削減することができます。Ubuntuのシンクライアントサポートによる利点には以下のようなものがあります。
- 簡単な管理:一つのシステムからすべてのクライアントを管理できます。新しいソフトウェアのインストール、それらの設定変更、サーバー上のあたらしいバージョンへのアップグレード、そしてすべてのクライアントをすぐに最新の状態にすることさえ可能です。全てのクライアントのバックアップを1箇所でとることもできます。
- 完全に自動化されたインストールとセットアップ:シンクライアントサーバーをインストールするのは、デスクトップシステムのインストールと同じぐらい簡単です。一度インストールを終えれば、サーバー上で管理作業を行うことなく新しいクライアントを加えることができます。
- 共通リソースによりTCO低減:ハイパワーなデスクトップワークステーションを何台も電源を入れ、一日中アイドル状態にしておくとコストがかさんでしまいます。ハイパワーなサーバーと、低コストのシンクライアントを使えば、パフォーマンスが良い上コストも節約できます。さらにパフォーマンスを上げたいならば、サーバー一台をアップグレードするだけで、クライアントのパフォーマンスも改善されます。
- 高速な障害復旧:クライアントシステムが故障しても、他のシステムを使って仕事を継続することができます。特別な設定は必要なく、すべてのユーザーデータと設定は保持されています。
- ローカル接続されたデバイス:ユーザーは、シンクライアントに接続されたプリンタ、カメラ、iPod、USBメモリやその他のデバイスに直接アクセスできます。