Ubuntuは、できる限り多くの言語に対応すべく国際化が進められており、もちろん日本語での利用も可能です。 Ubuntu Japanese Teamでは、Ubuntu日本語サポートをより良いものとする活動を進めています。しかしながら、他の言語環境に悪い影響を与えてしまう変更が必要であるなどの理由で、現段階ではオリジナルのUbuntuに含めることが難しい修正が必要な場合もあります。 そこでJapanese Teamでは、現在のところUbuntuに追加できていない修正を加えたパッケージ、および日本語環境に必要とされるパッケージを収録したDesktop CDと仮想ハードディスクイメージを作成・配布しています。このJapanese Teamのパッケージを含むイメージを、オリジナルのUbuntuと区別するために「日本語 Remix CD」や「日本語 Remix 仮想ハードディスクイメージ」と呼んでいます。
日本語 Remix CDイメージのダウンロード 日本語 Remix 仮想ハードディスクイメージのダウンロード
文字エンコーディング
UbuntuではUTF-8が標準的な文字エンコーディングとして使われていますが、日本語の文字エンコーディングとしては、シフトJIS、ISO-2022-JP(JIS)、EUC-JPも広く用いられています。これらの文字エンコーディングは、用途によって「事実上の標準」となっています。例えば、メールにはJISが広く使われており、他の文字エンコーディングの日本語メールを正しく表示できないメールソフトや携帯電話が数多く存在します。また、ZIPアーカイブに含まれているファイルの名前やパスワードは、多くの場合シフトJISです。日本語専用の文字エンコーディングは、互いに、あるいは他の言語で利用されている文字コードと重複しているので、いくつかのアプリケーションで文字化けが発生することがあります。日本語ローカライズ版には、この文字エンコード混用の問題に対処したパッケージが含まれています。この修正は日本語環境では便利ですが、他の言語環境では正しく動作しない可能性があります。
Desktop CDの日本語サポート
UbuntuのDesktop CDには、容量上の制限から完全な日本語サポートが含まれていません。そこで、完全な日本語サポートを搭載したUbuntu Desktop 日本語 Remix CDを提供しています。とくに、Desktop CDで日本語環境を試してから導入するかを決めたい方には便利でしょう。また、UbuntuのDesktop CDをカスタマイズして日本人向けに配布したいと考えている方は、このCDイメージを利用すれば作業が簡単になるでしょう。
Japanese Teamによる追加パッケージを利用するには、以下の2通りの方法があります。
方法1・Ubuntu Desktop 日本語 Remix CDを利用する デスクトップ版 日本語 Remix CDを使ってインストールを行った場合、自動的にJapanese Teamが作成したパッケージが導入されます。
方法2・Japanese Teamのパッケージレポジトリを追加する オリジナル版のCDでインストールを行った環境に、次の手順でJapanese Teamのリポジトリを追加することができます。
[アプリケーション]-[アクセサリ]-[端末]を開きます。サーバ版を使用している場合は、ログインしてコマンドプロンプトを表示させます。
以下のコマンドを実行し、GPG鍵とレポジトリを追加します。
Ubuntu 12.04 LTSの場合:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/precise.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
Ubuntu 11.10の場合:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/oneiric.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
Ubuntu 11.04の場合:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/natty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
Ubuntu 10.04 LTSの場合:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/lucid.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
以下のコマンドを実行し、パッケージをアップグレードします。 sudo apt-get upgrade
(11.04よりも前のリリースの場合)
デスクトップ環境を利用している場合は、[システム]-[システム管理]-[言語サポート]を開きます。標準の言語が設定されていることを確認します。設定されていなければ、利用したい言語のチェックをONにし、標準の言語を選択してください。
(11.04以降のリリースの場合)
画面右上の「電源」アイコンをクリックし、[システムの設定]を開きます。「フィルタ」に“言語サポート”と入力して、[言語サポート]画面を開きます。「メニューとウインドウの言語」として日本語が含まれていることを確認します。含まれていなければ、[言語のインストールと削除]から日本語を選択し、言語設定を追加します。
日本語 Remix CDに追加されているパッケージと同じものをインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。
(11.10よりも前のリリースの場合) sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja (11.10以降のリリースの場合) sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja (11.10のみ追加で以下も実行) sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/fonts.conf.d/oneiric-69-language-selector-ja-jp.conf -O /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf sudo fontconfig-voodoo -s ja_JP
non-free以外:
https://launchpad.net/~japaneseteam/+archive/ppa
non-free:
http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja/